累 いざな ネタバレ 6 【闇と死を超えて、生まれ変わった化けもの】

こんにちは、ちどりです。

今日は、「累」の前日譚である

「誘」の第6章『日紅の巫女』の紹介です。

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あらすじ

 

浪乃は今年の正月も

巫女として神楽を舞うために、

稽古をしていました。

 

凪はそれに見とれ、

欣吾はそれを苦々しく思います。

 

浪乃は確かに綺麗だ。

神楽の真っ白な衣装もよく似合って、

舞う姿はここがどこなのかを

忘れさせるほど魅惑的だ。

しかしそれでも、

おれは浪乃の穢い言葉を

忘れられない。

彼女はそのかたちのいい唇から、

おばさんを罵倒する言葉を吐いた。

あの美しい面の皮の裏には、

朱磐の腐った面がみっちり詰まっているのだ。

 

 

 

数日後、浪乃の悲鳴があがります。

そばにいたのは父。

 

 

欣吾は槻家と朱砂野家の風習は知りませんでしたが、

こそこそと父と叔父が交わす内容に

なんとなし嫌悪感をおぼえ、

つい言い捨ててしまいます。

…父さんも、誰も彼も、この村のやつらはみんなクズだ

 

 

父に思い切り殴られた欣吾は、

いざなの小屋に向かっていました。

ただ、小屋はきれいに片付いており、

いざなもいません。

 

 

ですが、いざなの声がしました。

ここでこうして、

またお前に会えるとは思わなかった。

きっと千草が導いたんだ…

いざなは欣吾に、

「直会の水は飲むな」と

不思議な伝言をします。

 

そして大晦日。

いざなはみそぎにくるであろう浪乃を

待っていました。

何が理由でこの計画が崩れようとも

そのときは自分で自分の命を絶つのみだ。

いざなとしてこの先を生きるという選択肢は

もう私の中には無いのだから。

 

 

浪乃を溺死させ、

顔を奪い取るいざな。

 

 

そのいざなを迎えたのは、

海道凪でした。

 

 

浪乃は因習を守って処女だったこと、

凪は浪乃を抱くためにきたことを察し、

いざなは凪をいざなの住む小屋へ招きます。

 

 

凪を抱き、凪に抱かれたいざな。

ようやく、「求められる」体験をしたのです。

 

 

そしていざなは、

凪が村を出るよう、

駆け落ちに誘います。

文通相手は浪乃だったとほのめかし、

手土産に、日朱を託して――

 

 

いざなは浪乃のふりをして

神社で用意する者たちに紛れます。

 

 

時間制限があることを知ったのは

お昼過ぎ、仮眠明けでした。

 

 

あわてて、

浪乃の死体のもとへ急ぎ

顔を交換するいざな。

 

 

そうして浪乃の顔を

再び手に入れたあと、

神楽が始まりました。

山奥の巫女、

水源の墓標、

水底の蛇、

そして閉じ込められていたいざな…

すべてのたましいが今ここに、

光の下の生きものとして

生まれ変わろうとしている。

 

 

神楽の終盤で槻笹江が絶叫します。

あれはかづらだ、と――

 

 

神楽を終えた浪乃を襲ったのは、

朱砂野長男による強姦でした。

 

 

それを見た欣吾は、

思わず父を脚立で殴り、

殺してしまいます。

 

 

それを隠して

始まった直会では、

皆が飲む水に

が仕込まれていました。

 

 

いざなのいいつけをまもった

欣吾は、無事でした。

 

 

立ち去る浪乃。

それを追う欣吾。

 

 

いざなの暮らしていた小屋は

燃え上がっていました。

名を呼ぼうとして、

どの名が正しいのかがわからず

口ごもっていると、

女の方がこちらを振り返った。

 

感想

これがあの、57話の冒頭のシーン!

 

 

口づけは顔の交換ではなく、

睡眠薬を飲ませるためだけだったようです。

 

 

14人を殺したという、いざな。

毒で一網打尽だったとは驚きです。